用語つーか将棋独特の言い回しなど。
完全に勝敗が決まった局面から、一手違い、つまりあと一手で攻めきれずに負けた、という形にして投了すること。
勝負あった、という両者の暗黙の合意の上で、そこから協力して最終形に持っていく手順を「投了の形作りに入った」というように表現する。
なぜそんなことをするのかというと、将棋で最も美しい決着の形とされるのが「一手違い」だからです。特にプロには、棋譜は対局者二人による作品であり、良い棋譜を残すのは棋士の仕事である、という考え方が根底にある。
丸山忠久なんかが「友達を無くす棋風」などと言われるのは形作りすら許さず完全に止めを刺したりするため。
すぐ目につく手、相手に応じる手を指さず、一見地味な、布石となるような手を指す様子。「じっと▲6六歩が好手」のように使う。
絶対に詰まない形、のこと。
たとえば「寄せ手の持駒に桂馬がなければ絶対詰まない」局面(よくある)を「桂ゼット」などという、らしい。渡辺竜王が使ってました。
局面を見て最初に思い浮かんだ手、の意。
対応が必要な局面を敢えて放置して自分の手を進めること。
相手の疑問手や、強引すぎる攻めなどに対して、その隙を的確に突く手で対応すること。対局は会話である、という考え方に基づく表現と思われる。
簡単に詰まされる局面を見逃して、あっけなく負けてしまうこと。明確な基準があるわけではないですが。
説明が難しいが、お互い自分の指したい手を指すより「相手の指したい手を指させない」方針で手を進めることにより局面が複雑化していくような将棋。羽生が「ゆがんだ空間」と表現していた。
穴熊の桂馬を7筋(あるいは3筋)に跳ねること。なんでだ。
相手の攻めの中心となっている駒を攻撃目標にすること。なんでB面なのかは不明。
ある手に対して明らかに最善の応手。「▲○○には△○○がピッタリ」などと言う。
また、詰将棋のように持駒まで全て使って詰みあがることを「ピッタリ詰む」と言ったりする。