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 当サイトでは、将棋の初心者のための情報を集めて公開します。
内容は全て、将棋のことをほとんど知らない初心者を対象としています。
 なぜなら、自分が初心者だから。
 もっと詳しく知るためには本を読むなりネット上にもいくらでも情報がありますが、「何も知らない人が読んでザックリ理解する」ための情報、というコンセプトで書くつもりです。あるいは、「当たり前すぎてどこにも書かれていない」ために意外と知られていない事実、などスキマの部分をフォローしていきたいと思います。
 扱う情報は、大別して「将棋入門」、「棋界事情」、「コンピュータ将棋」、の3つのカテゴリ。

本日の将棋ちょっといい一言

「これで当たらなかったらもう、えぇ……、矢内さんを諦めます
――山崎隆之六段(当時)、2006年4月10日、第64期名人戦第1局のTV解説(NHK生放送)にて

 「(次の一手は同歩と)断言してしまっていいんですか」と訊いた矢内理絵子女流名人に。
 名人戦の大盤解説、しかもNHKで生放送中にこの発言(笑。 まあ、絵になる二人なのでお似合い?
 いかにもイマドキの若手、みたいな外見の山崎現七段ですが、森信雄七段門下(しかも内弟子やってた)であの村山聖の弟弟子なんですね。阪神大震災で亡くなった船越隆文と奨励会の同期だったという話が本人が書いていたBLOGに出てきて、やはり彼も将棋界の歴史に連なる一員なのだと思わされます。
 渡辺明竜王のライバルとも目されているらしいので、もう一皮むけてブレイクしてほしいところです。

COLUMN

2008/05/23(Fri)

 マイナビ女子オープンのタイトル称号って「女王」だったんですね。公募して決めたとか。
 今回獲得した矢内理絵子は女流名人も持ってるから肩書きは「矢内二冠」だけど、もしこのタイトルだけになったら「矢内女王」って呼ばれちゃうんですよ。それってどうなんだろ。応募した人はちゃんと考えたのだろうか。「王位」ってタイトルもあるけど、「王」じゃなくて「王位」だからね。これが「王子」とか「皇帝」とかだったらやっぱ変だと思う。
 竜王戦が創設された際にも、主催が読売新聞だけにタイトルを「巨人」にしようという案があったとか。たぶん冗談だろうけど(笑。そしたら渡辺明竜王は「渡辺巨人」ですよ。あと一期防衛したら「永世巨人」ですよ。なりたくない。呼びたくない。閑話休題。
 大会名とタイトルがはっきり違う例というのは今までないはずで、「マイナビ」じゃダメだったんですかね。「矢内マイナビ」。やっぱり変か。スポンサー名そのままというのはさすがに憚られたのか。でも、NHK杯将棋トーナメントも、厳密にはタイトルではないけど、前回優勝者は「NHK杯選手権者」って呼んでました。略してNHK杯。ちゃんと放送時に「佐藤(康光)NHK杯」って言ってました。すごい違和感あった。逆にいうとNHK以外では誰も呼ばない。そもそもタイトル二冠持ってる人を「二冠」て呼ばないと失礼なんじゃないのかな、本当は。


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